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-The Third Eye- Shigeto Asano ::『信じる力が全てを生み出す』世界大会日記2

浅 野 重 人

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エネルギー/メンタル指導者

世界17カ国で40以上の激流をラフティングで下る。
日本人の強みを活かしたメンタル&チームビルディング論で、'10年オランダ、'11年コスタリカのラフティング世界大会で世界2連覇を達成した。
1974年・南アフリカ共和国 生
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著書

【どん底から世界一】
世界最弱ラフティング日本を8年で世界一に導いた心の整え方

著者 浅野重人
価格 1470円(税込)
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掲載誌

Newsweek
'世界を極めた日本人'

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『信じる力が全てを生み出す』世界大会日記2

世界大会が終わって色んな人からお便りや電話を戴きます
その中で我々チームの成績を心から喜んでくれた方からのお便りで自分が気になった事がありましたのでそれを書きたいと思います

その内容を簡単に言うと『夢に向かって取り組む事が出来るのは皆ではない』
だからこそ『あなた達は後悔しないようにこれからも夢を実現して欲しい』
というものでした

実はこの『夢を実現できると信じる力の強さ』が先の世界大会で得た沢山の学びのうち、一番大きなものなのです

初日のスプリントが10位となったとき、正直な話凹みました
結果がどうこうというよりも、スタートの順番や組み合わせ、ペナルティをもらったりと、勝負の風は明らかに我々に吹いていないように思われました
しかし自分はその事が逆に我々が天に、それでもお前達は信じるのか?と問われている気がしたのです
これは我々の信じる力を試されていると感じたのです
だからこそ選手には『どんなことがあっても何があっても最終的には表彰台の一番上にいる事だけを信じろ!』と言い切っていました

しかし知ってのとおり『信じる』と口で言うのは簡単、問題はその後です
『信じる』と、そう言い切った瞬間から自分の『自我の声』が聞こえてきます
『自我の声』は『信じることが出来ない理由』を次々に上げてくるものです
曰く、『お前この位置から本当に優勝できるとおもっているのか?』『自力優勝はありえないのに他のチームが失敗すると思うか?』『あのチームは日本より速いと思わないか?』『やはり日本はパワー不足だ』『スラロームで本当に勝てのか??』Etc,Etc・・・
次から次へとその『自我子ちゃん』は言ってくるものです
その都度自分はただ『わかりました。ありがとうございます。自分は優勝します』と念じていました

その自我との葛藤は本当に狂いそうな程ツライ時間でした
同じ場を共有したチームの仲間達とは語り草になっていますが『敵は我にあり』という事が十分すぎるほど分かりました
あれは言わばフィナーレを迎えるための『最終試験』だったのだと今は思います

でも最後のスラロームの決戦前日に初めてそこから抜け出したのです
『全ての結果は決まっている。全てはうまく運ぶ』
あの状態が神と一体となったというのかどうかは分かりませんが、確実にいえるのはそれは『信じる』というところを超えた境地でした。
全てはもっともっと大きな所で動かされている
『勝とうと思っている限りは勝てない、勝たされるという事を知っているチームが勝つ』
ということを悟りました
その瞬間、観衆も体のデカイ海外の選手も全てが小さく見え、自分が上から優しく見ている不動の存在になったのです


監督として、選手の練習のアイディアや時間の過ごし方や何を聞かれても『何をやっても大丈夫!絶対明日は物凄いレースが出来るから』と何のためらいも無く言いきれる自分がいました

そのあと、最終日スラロームレースの日に起こった事は一生忘れる事が出来ないでしょう
スタートした日本男子チームが光の中に消えていくのを自分は見ました

スラロームでは1位を獲得し総合では準優勝となりました
我々は優勝するという目標は達成できませんでしたがそれよりも大切なものを与えられました。

『信じる力が全てを生み出す』という気付きを

だからこそ自分は『誰もが夢に向かって取り組む事ができる』と言いたいのです
それを出会う人全てに伝え続ける事こそが、与えられた自分に課せられた使命だと確信しています。

この大事な気付きを確認する機会を与えて戴いた知人に心から感謝したいと思います

私は、全ての人が希望の未来に向かう事を信じます
ありがとうございます

浅野重人

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